Set Specific Purposes/具体的な目的を設定する
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はじめに、目的を具体的に設定します。英語を身につけて何がしたいのか、自分がどうなりたいのかを描きます。「英語が話せるようになりたい」という気持ちの人は多いです。そうなるためには、どのくらい話せるようになって、何がしたいのかを細かく考える必要があります。
次の順序で考えてみましょう。
1. 英語を使って何がしたいのかを考えます。
- きちんとした文を使ってレストランで接客がしたい(中級)
- 物事を順序立てて、描写したい(上級)
2. いま英語でできることを考えます。
- うまくは言えないが、単語をならべて注文をとることならできる(menu, cream pasta, coffee、など)
- 映画を取り立てて、面白かった、こんなキャラクターがいた、何が起きた、感動した、なら言える(「君の名は。」を例にとります)
3. どんな教材をどう利用すれば、2. から 1. の状態に近づけるかを考えます。
- 英語で接客している動画をみる
- ウェイターが注文を取るために、お客さまにどんな質問をしているかに注目します。すべてを使いこなすのは難しくても、マネして利用できる表現を探します。
- 最初のお飲み物の注文をとるために、"Can I get you anything to drink?" と言っています。中学校学習程度の表現ですが、注文をとる目的から見ると的確です。今回の目的では、これが理解できれば十分です。
- 英語を話すお客さまに "Can I get you anything to drink?" と言っている自分を想像します。ほかにも利用できそうなフレーズがあれば、練習します。覚えるまで頭の中でリピートします。
- この動画は youtube で restaurant, waiter, conversation のキーワードで検索した結果表示されたものです。好きなことからキーワードを連想して、教材を探しましょう。
- 英語で "Your name." を説明したページを参考にする
- 検索エンジンで 「"Your Name."」 を検索します(英語の検索結果が表示されるように設定してください)。Google で検索すると、検索結果画面の右側に作品のあらすじが表示されます。
- "High schoolers Mitsuha and Taki are complete strangers living separate lives. But one night, they suddenly switch places. Mitsuha wakes up in Taki's body, and he in hers."
- "complete strangers," "switch places," "wakes up in ~'s body" など、シンプルかつ的確な言葉であらすじが紹介されています。
- Mitsuha and Taki switched places...they switched their bodies... 理解した内容を自分の言葉で言い換えます。覚えるまで頭の中でリピートします。
- 友人に「どう説明するんだろう」と悩んだら、このように英語で検索します。すると、言えなかったことの言い方を参考にできます。
このように目的を細かく明確にすることで、実際に使用されている言葉づかいが調べられます。
いかがでしたか?みなさんの目的は何でしょうか。現状と達成したい目的を比較して、何を使えばその差を埋められるか考えましょう。この積み重ねが、上達への確かな道です。コメント、質問、フィードバックをお待ちしております。Comments, questions and feedback are welcome in English as well. See you!
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