Grasp the Sense/意味の本質をとらえる



Last Updated: July 2, 2017:
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英語は英語のまま理解したほうが、覚えやすいです!日本語を介さないと認知的な負荷が少なくて済むからです。モノリンガル辞書とバイリンガル辞書を例に説明します。

Definitions: モノリンガル辞書とは、表現の本質となる意味を、同じ言語で言い換えて説明したものです(英英辞典や国語辞典)。

バイリンガル辞書とは、ある言語の表現をもう 1 つの言語で もっとも近いと考えられる訳語 に置き換えたものです(英和辞典や和英辞典)。

Examples: モノリンガル辞書の例を紹介します。画像は拡大表示できます。



agency
  • a business that provides a service
情報量が最小限です。これなら覚えられそうですね!なお、多義語については意味が複数記載されている場合もありますが、それも多くて 2つ、3 つです。

次に、バイリンガル辞書の例を示します。




agency
  • サービス提供機関[会社、事務所]
  • 代理店、取扱店、特約店、周旋所、斡旋所...
「サービス提供機関」は「a business that provides a service」と同じです。訳語には「代理店」「特約店」...「特約のガソリンスタンド」などと、たくさん当てられています。

Point:

バイリンガル辞書の訳語は「日本語ならこれが一番近い」ものを載せているだけです。agency が持つ本質の意味ではありません。このため、文脈によっていろんな訳語が当てられます。全部覚えるのは大変ですね。

Task: 

インターネットで好きなことを調べて、わからない表現を Cambridge Dictionary で調べましょう。次の点に注意します。
  1. 意味の見当が全くつかない表現のみ調べる。前後を読んで大体意味を想像できたら、調べない
  2. モノリンガル辞書だけではどうしても理解できない場合にかぎり、バイリンガル辞書を参考にする。その場合、かならず原文で使い方を確認して、「そういうことか」と納得する
ちなみに翻訳者や通訳者も、このように仕事をします。英語を英語として理解して、対象言語で同じことを表現するだけです。固有名詞などの定訳は調べますが、それも「おそらくこう表現するだろうな」と見当をつけてから調べます。

ですので、訳語がたくさんある場合は、本質的な意味が何なのか、調べたり考えたりしてみましょう。


Dictionary Resources:今回は Cambridge Dictionary を例として使いました。具体的な使い方を調べたい場合は Collins Dictionary がおすすめです。上級以上の方には Merriam-Webster Dictionary をおすすめします。Oxford ももちろん、おすすめです。

スマートフォン用アプリもダウンロードできます。一部有料サービスがありますが、ぜひ試してください。

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